ラストイヤーついに開幕へ!堂本光一主演『Endless SHOCK』公開ゲネプロレポート

2024年4月11日(木)に東京・帝国劇場で堂本光一が主演を務める舞台『Endless SHOCK』が初日を迎える。開幕に先駆けて、4月9日(火)に公開ゲネプロと会見が行われ、主演の堂本のほか、佐藤勝利、中村麗乃、越岡裕貴、松崎祐介、前田美波里、島田歌穂が登壇した。

2000年11月に帝国劇場にて初演された『MILLENNIUM SHOCK』以来、毎年同劇場で上演され続けている『SHOCK』シリーズ。初演時から主演を務める堂本は、現在 故・森光子が持っている国内演劇の単独主演記録2017回を、今回の公演をもって塗り替えることが見込まれている。

帝国劇場は2025年2月をもって建て替えのため休館が決定しており、現・帝国劇場でのラスト公演となる今作では、過去に例の無い長期間の全国ツアーの形を取る。4月と5月に東京・帝国劇場にて本編と、本編の3年後を描いたスピンオフであるEternal編を同時上演。その後7月と8月には大阪・梅田芸術劇場、9月には福岡・博多座、11月には再び帝国劇場でそれぞれ本編を上演する。また、2005年以降は主演のみならず脚本・演出・音楽すべてをプロデュースしている堂本だが、自身が主演を務める『SHOCK』は今作を最後とすることを発表している。

ライバル役は4月と5月の帝国劇場と9月の博多座では佐藤勝利(timelesz)が、7月と8月の梅田芸術劇場では中山優馬が、11月の帝国劇場では上田竜也(KAT-TUN)が演じる。
今回初日を迎える帝国劇場の公演では、佐藤のほか越岡裕貴(ふぉ〜ゆ〜)、松崎祐介(ふぉ〜ゆ〜)、高田翔、寺西拓人、松尾龍、尾崎龍星、石川直、中村麗乃、前田美波里、島田歌穂らが磐石の脇を固める。(前田・島田はWキャスト)

舞台はニューヨーク・ブロードウェイ。小さなカンパニーの看板役者であるコウイチ(堂本)は、幼馴染のライバルや仲間たち、ヒロインのリカ、劇場のオーナーとともに日々ショーに磨きをかけ、劇場は大盛況だった。そんなある日、彼らはブロードウェイの中でも一流のインペリアル・ガーデンシアターから誘いを受ける。しかし、この出来事をきっかけにコウイチとライバルの間に亀裂が生じ始め――

本作は、作中でコウイチが語る「Show must go on(どんなことがあってもショーを続けなければいけない)」の信念のもと、極限の身体表現を惜しみなく披露する極上のエンターテインメントだ。散りばめられた歌、ダンス、殺陣、パーカッション、フライングなど、全ての瞬間にエンターテインメントが詰め込まれている。座長の堂本だけではなく、出演者・スタッフ全員で作り上げているそのパフォーマンスは、まさに作中でコウイチとカンパニーの仲間が作り出す「Show must go on」のステージと重なって見える。

そしてメインテーマである華やかな「CONTINUE」、ファンから根強い人気を誇る「Higher」や「SOLITARY」、「夜の海」、そしてライバル役が歌う「MOVE ON」など、Endless SHOCKを彩る名曲たちは今年も健在。生オーケストラの演奏を贅沢に堪能できるのも、本作の大きな魅力の一つだ。

会見には堂本、佐藤、中村、越岡、松崎、前田、島田が登壇し、このラストイヤーに対する思いを語った。

堂本 今年はラストイヤーになります。ラストなんですが、そんな感覚もしてなくて、ここまでいつも通り稽古をやって、いつも通り小屋入りして・・・。ライバル役は今年3人います。3人同時に稽古まで来てくれて、同じシーンの稽古にライバル役が同時に3人いるっていう(笑)、稽古はまさに楽しみながらやりました。勝利もギリギリまで舞台やってましたからね。そんな中でもみんなが頑張ってくれて素敵な稽古になったな、という形で初日が迎えられるんじゃないかなと思います。
SHOCKは2000年に「打ち上げ花火が上がるようにやりましょう」と始まったんですが、ありがたいことに今年はまたその打ち上げ花火のようにたくさんやりましょう、ということで最後にたくさんやらせていただけるので、何よりもまずそういう場を用意してくださった皆さんに感謝です。

中村 私は今回2年目になるんですけど、最後となるタイミングでまたご一緒させていただけるなんて思ってもなかったので、すごく光栄に思っております。素敵な最後の公演となるように、今年も全力で頑張っていきたいと思います。

前田 私は2013年からオーナー役をやらせていただきましたが、やはり今年は初心の気持ちを忘れず、一回一回の公演を丁寧に演じたいと思います。寂しいです。

――もう涙が滲まれて・・・?

堂本 松崎が泣いてます。

松崎 この通りです!(号泣のそぶり)

越岡 どの通りだよもう、すいません!よく言っておきます!

――続いて島田さんお願いします。

島田 本当にこの長い歴史を刻もうという作品に、少しでも携わらせていただけることに感謝でいっぱいです。本当に私も寂しい思いでいっぱいなんですが、一回一回目に焼き付けて、命に焼き付けて、という思いで頑張ります。

越岡 4月、5月は僕たち2人が出るんですけど、11月に7年ぶりにふぉ〜ゆ〜が4人全員揃うということで、なんかちょっとエモい気持ちになりつつ、良いバトンを(7、8月の)大阪公演の方に繋げられるよう、1公演1公演、させていただきたいと思います。

松崎 僕は2006年が初めての出演でした。そして今年はラストイヤー!ということでございますが、当たり前のように帝国劇場に立っている、しかしそれは当たり前のことではない!というね。もう一度しっかり!松崎祐介、自分自身に問い詰ませながら(?)、頑張っていきたいと思います!よろしくお願いしました!

(一同笑い)

佐藤 僕は初めて観たエンタメがEndless SHOCKでした。15歳でした。その当時は右も左も分からなかったんですが、光一くんに憧れて、こうしてラストイヤーで役として肩を並べることができて本当に光栄です。一生懸命頑張りたいと思います。

――新年度になりましたが、光一さんと佐藤さん自身はどんな年になりそうですか?

堂本 今ここで話せることっていうのはまだ無いです。ファンの皆さんが安心して心からエンタメを楽しんでいただけるように、安心して応援していただける環境を今まさに整えてるところです。本当に慎重に動いていますので。

佐藤 変わったことはたくさんあるんですけれども、変えてはいけないことも一方で大事にしたいなと思っていて。光一くんの背中を追い続けていて感じることでもあるんですけど、やっぱり応援してくださってるファンの皆さんに楽しんでいただく、っていう気持ちをすごく大事にしています。

堂本 (timelesz新メンバーオーディションの話を振られ)新しいことに挑戦してすごいなと思います、本当に。後輩たちも今それぞれ考えてやってるところですからね。頼もしいです。

――最後に光一さんからファンの皆さんへメッセージをお願いします。

堂本 自分としてはこのラストイヤーというのは実感が持てていないんですけども、お客様も、自分も、この景色とか1つ1つのシーンとかを噛み締めながら、目に焼き付けながら、大事にしながら、いつも通りのSHOCKという世界を生きられるっていうことを大事にしたいなと思ってます。・・・勝利は明日(所属事務所のコンサート)出るの?

(一同笑い)

佐藤 映像で!

堂本 もう撮ったの? SHOCKの稽古しながらそれも撮って・・・いつの間に?

佐藤 SHOCKの稽古の後に、行ってました。

堂本 勝利もだし、麗乃ちゃんも仲の良い子の卒業ライブがあるのに・・・SHOCKが全部みんなのスケジュールをダメにしてる!

(一同笑い)

佐藤 もともとSHOCKが先に決まってました!

堂本 だからほんとに申し訳ないなと思って・・・ふぉ〜ゆ〜だって向こう行きたいと思ってんだろ?!

越岡 いやいや俺ら呼ばれてない!

松崎 呼ばれてない!

堂本 俺も呼ばれてない!

(一同笑い)

堂本 いやほんとに、みんなこうやって来てくれるっていうのが嬉しいです。以上です!(笑)

舞台『Endless SHOCK』は4月11日(木)から5月31日(金)まで東京・帝国劇場、7月と8月には大阪・梅田芸術劇場、9月には福岡・博多座、11月には再び帝国劇場で上演。上演時間は『Endless SHOCK』本編は第1幕 1時間15分、休憩30分、第2幕 1時間30分を予定。また、Eternal編は第1幕 1時間、休憩30分、第2幕 1時間5分を予定している。

(取材・文・撮影/Encore!編集部)


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あらすじ

ニューヨーク・ブロードウェイ。繁栄と衰退を繰り返すショービジネスの中心。その中で揉まれながらも常に頂点を目指し続ける若きエンターテイナー、コウイチ(堂本光一)。
彼が率いるカンパニーのスタートはオフ・ブロードウェイの劇場。
小さな劇場だが、コウイチのショーはいつも人気で大盛況だった。カンパニーの誰もがコウイチと共にショーを続けたい、と思っていた。
ある日、カンパニーの心を動かすひとつの事件が起きる。新聞に、コウイチのショーを絶賛する記事が載ったのだ。さらにオーナー(前田美波里/島田歌穂)は、コウイチにオン・ブロードウェイからオファーがあったことを告げる。カンパニーの誰もがショービジネスの頂点に進出出来る!と喜びと期待に胸を膨らませ、コウイチと幼なじみのショウリ/ユウマ/タツヤ(佐藤勝利/中山優馬/上田竜也)も溢れんばかりのステージへの夢を描くが、オン・ブロードウェイからのオファーは、次第にコウイチやショウリ/ユウマ/タツヤ、オーナーの娘リカ(綺咲愛里/中村麗乃)らカンパニーに亀裂と混乱を生じさせる。
そんな時でも・・・そして、ある事件によって、コウイチの肉体と魂を分かつ最悪の状況に陥っても
“Show Must Go On!”
コウイチはショーへの倍念を持ち続け、カンパニーを一つにしていく・・・。

公演情報

【4・5月公演】
日程:2024年4月11日(木)~5月31日(金)
会場:東京都・帝国劇場
出演:堂本光一 佐藤勝利 越岡裕貴 松崎祐介 高田翔 寺西拓人 松尾龍 尾崎龍星 石川直 中村麗乃 前田美波里 島田歌穂 他
※「Endless SHOCK Eternal」同時上演
※前田美波里・島田歌穂 ダブルキャスト

【7・8月公演】
日程:2024年7~8月
会場:大阪・梅田芸術劇場メインホール
出演:堂本光一 中山優馬 林翔太 室龍太 高田翔 原嘉孝 松尾龍 尾崎龍星 綺咲愛里 島田歌穂 他

【9月公演】
日程:2024年9月
会場:福岡・博多座
出演:堂本光一 佐藤勝利 福田悠太 辰巳雄大 室龍太 高田翔 松尾龍 尾崎龍星 綺咲愛里 前田美波里 他

【11月公演】
日程:2024年11月
会場:東京・帝国劇場
出演:堂本光一 上田竜也 福田悠太 辰巳雄大 越岡裕貴 松崎祐介 松尾龍 尾崎龍星 石川直 綺咲愛里 中村麗乃 前田美波里
※綺咲愛里・中村麗乃 ダブルキャスト

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